オバマ大統領の広島訪問に見た5つの奇跡

遂に実現したオバマ大統領の広島訪問。現職の米大統領が初めて原爆投下地を訪れたこの一件は、日本の戦後史に刻まれる重要な出来事となりました。

生中継を見ていて、胸を打たれるものがありました。

個人的に良かったと感じたこと、奇跡的だと感じる部分が5つありました。

アメリカ大統領の広島訪問に見た5つの奇跡

オバマで良かった 例えば、ブッシュ前大統領、あるいは次期大統領候補のヒラリー氏やトランプ氏なら、必ず胡散臭く思えた。
スピーチが良かった 日本の立場、アメリカの立場、世界の立場を考えた非常に練られた内容だった。
天気が良かった 当日の平和記念公園は、なんとも言えない厳かな雰囲気だった。尚、雨天の場合は広島国際会議場を予定していたらしい。
被爆者が生きているうちで良かった 戦後71年。被爆者の方が生きているうちに来てくれて良かった。坪井さんと笑顔で言葉を交わすシーン、森さんと抱き合うシーンには胸を打たれた。
日本人が良かった 謝罪を求めない、日本人が良かった。

核なき世界への「道義」

plt1605270066-p7写真:ロイター

プラハ演説で「核無き世界」を訴えノーベル平和賞を受賞しているオバマ大統領。しかし実際には、大統領在任中にも、世界から核兵器は無くなるどころか、むしろ増え続けています。

また、奇しくも次期大統領候補であるトランプ氏が「日本の核保有容認」ともとれる発言をしたことで、日本国内でも核武装に関する論争が聞かれ始めたこのタイミングでした。

未来において広島と長崎は、核戦争の夜明けではなく、私たちの道義的な目覚めの地として知られることでしょう。(オバマ大統領 広島演説の一節)

戦後生まれの日本人として、核なき世界へ向かう「道義」を強く感じさせられた、忘れられない瞬間だったように思います。